【映画】インターステラー
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【映画】インターステラー
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後にノーベル物理学賞(重力波)を受賞するキップ・ソーンが製作総指揮に名を連ね、脚本や映像を全面監修しているので、人類がまだ見ぬワームホールなどを科学的根拠に基づくリアルな存在として再現している点に注目。重力波の影響なども映画上で重要な役割を果たしている。
監督の弟であるジョナサン・ノーランが脚本のベースを手がけており、本来はスピルバーグ監督が本作を担当する予定だったとか。ジョナサンは4年かけ脚本を練り込み、さらにクリストファー・ノーランによる脚本の加筆修正やキップ・ソーンの見解も含まれているので、脚本の良さも折り紙つき。クリストファー・ノーランのリアル志向撮影方針による、実物大の宇宙船セットや、その内装なども実際に作り込まれているため、如何にもCGな派手な映像はないがハードSFの脚本にマッチしたシリアスな世界として見事融合し世界構築されている。これは、アメコミのバットマンをあたかも現実にいるかのようにシリアスに描いたダークナイトから引き継がれる美学に通じるものがある。
人類がまだ見ぬ惑星へと居住地を移り住まなくてはならないという未曾有の危機「インターステラー」は、21世紀に燦然と輝くSF映画として、後世でも語られるかもしれない。それくらいの映画だ。お勧めです。
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