【小説】三体Ⅱ・黒暗森林
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【小説】三体Ⅱ・黒暗森林
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今までにないスケールと期間に及ぶハードSF知略ミステリー。
恒星間における数〜数十パーセク(1パーセク=約3.26光年)を超えるマクロスケールで物語を展開しながらも、三体人が送り込んだ陽子レベルの大きさで地球上をぼぼ光速で飛び回り人類の技術実験を妨害して技術力躍進の妨害や盗聴などの諜報活動をする技術プロット「智子」も前作から引き継いでいるので、ミクロなレベルでも桁違いのスケールで展開されます。
今回の特筆は、地球侵略を狙う三体人を欺くための人類の頭脳戦が上下巻で展開される。前述の通り、「智子」によって地球上くまなく人類が監視されているので、まともにやったら技術革新も妨害もされ、作戦内容はダダ漏れになってしまう縛りからのスタート。これに対して、人類はどのような戦略をとるのかが見どころです。
前作を超えるスケールの娯楽エンターテインメント小説に、新たに知略ミステリーも加わった印象です。
翻訳も読みやすいので、おすすめです。
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