【ゲーム】アサシンクリード・オデッセイ
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【ゲーム】アサシンクリード・オデッセイ
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紀元前430年のギリシャ全土とエーゲ海の島々を冒険することができる。
廉価版で4000円をきっている状況で、このボリュームとグラフィック&操作性ならば十分買いだと思います。
ステルス&アクションが好きな人におすすめ。
●圧倒的グラフィック
グラフィックが、近景、遠景もふくめて美麗。そして、建築物、衣装、装備、大道具、小道具に至るデザインや美術も実に美しい。木々の自然や、街並みの作り込みも見事で自然かつ雄大でドラマチックな名所とも言える見所が満載。人々の生活感を感じる往来、住居の生活感を感じる家具や小物の配備。壮大なマップ全てに気を配られていて、前作オリジンズから約1年くらいで、どうやってこの仕事量を実現できたのか逆に怖くなるほどの出来栄え。
装備部位ごとにキャラクターの外観も全て変わる作り込みも見事。
*前作オリジンズでは、木々の配置が機械的に見えたり、遠景が綺麗でなかったり、質感の使い分けや色合いで気になるところがあったが、今作はそれを凌いできた。
●テンポの良い戦闘と進行
前作オリジンズより、戦略性と攻略性のある戦闘がパワーアップ。アビリティを利用した必殺技や、ダークソウルライクな駆け引きのある内容になっている。敵AIの難度も絶妙。攻略ポイントの砦、野営地、洞窟なども、見事に作り込まれて潜入や攻略のしがいがある。マップに表示されるエリアごとの推奨レベルより2くらい上で遊ぶと快適に進めらる配慮もありがたい。雑魚敵は一撃暗殺できるが、ボス級は通常(装備を整える必要あり)では残念ながらできない仕様。
前作オリジンズでイベントでの海戦があったが、今回は大海移動でデフォルトで船が必要になり、それにより敵国、海賊と程よいタイミングで遭遇して戦うことができる。対人とはまた趣向が異なる戦術が必要になるので、バリエーションとして面白い。
また、世界各地の神話上の怪物とも戦うことができる。
●圧倒的ボリューム
テンポよくサクサクと敵地の攻略ができる(しかし、たまにクエストによって微妙な長距離を往来させられる)。マップのロケーションを全て一通り制覇しながら攻略した結果約125時間でクリア。トロフィー取得率90%(本編のみ)。
陸地では大体200〜300メートル移動ごとに何かしらロケーションがあり、イベントがある密度。
●視覚的でわかりやすいUI/UX
ビジュアライズされて直感的に理解しやすい研ぎ澄まされたインタフェース。
アイテム売買、装備、アビリティ、クエスト状況などどれもわかりやすく、ストレスを感じないトップレベルのデザイン。
●直して欲しいポイント
・宝や軍需品などの位置がわかりにくい:攻略ポイントの砦や城などがかなり広大かつ作り込まれているので、周囲をスキャンできるスキルはあるが、スキャン範囲が狭くかつ小さなダイヤのアイコンの大きさや色の違いだけで場所がわかりにくい。効果音やスキャン表示も、ミッション条件の宝、軍需品、陶片、石板などは種類が明確にわかるよう色を変え、若干画面から浮いた表示色、強調色にして判別しやすくして欲しい。
・軍需品を燃やす動作が難しい:通常アクションによる松明を振りかざして燃やすのだが、少しでも火をつける位置タイミングがズレると自分にも燃え移りやすい。専用のイベントアクションを用意すべきであったと思う。
・クエスト中の傭兵乱入が面倒くさい:クエスト進行と共に懸賞金をかけられて傭兵に追われることになる。別クエストで砦、野営地を攻略中に傭兵が乱入してきてくるのがわずらわしい。だが、散々邪魔された募り募ったものを、懸賞金を賭けている大元を見つけて倒せるのは良い仕組みだ。
・通常クエストも含んだカットシーン切り替え時に読み込み待ちが入るのが残念。カットシーンと共に受注時の各所の敵や人の配備をデータを読み込んでビルドしているのだろうが、この待ちがなければより没入感は高いと思う。
・捕らえられた捕虜を解放すると、出口を見つけられずウロウロしているのを修正して欲しい。
・天候の「雨」の表現が簡素。もっと土砂降りで地面が泥濘む表現まで入れてくれたらベスト。処理負荷の問題で抑えてるのかもしれないが、次回作以降に期待。
・海における水の表現、波などは素晴らしいが、河川の滝などの表現をもっとリアルにして欲しい。次回作に期待。
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